ドクターBの”帰ってきたガンマ・サイエンス”

 

ドクターB(以下B):生活の中の素朴な疑問を科学するこのコーナー。復活の要望が強く、今回”帰ってきた”。

みかん(以下み):博士、読者の方から質問が届いています。

B:おお、早速読んでくれ給え。

み:デルタ小学校1年2組、匿名希望さんからです。博士は泥棒ですか?・・・

B:な、何じゃ、失敬な!

み:おばぁちゃんが「うそつきは泥棒のはじまりじゃよ。うそをつくような人は・・・・

B:とし君、他にも質問のはがきが有ったのではないかね。

とし(以下と):ええ。大阪在住、会社員。僕はよく彼女に「もう!持久力がないわねぇ」と言われるのですが、どのようにしたら良いのでしょうか。

B:おお、その分野はわしも得意じゃぞ!!P¥^fんzjgふあlm

み:すいません。お聞き苦しい所が御座いました。

と:取りあえず、この方にはエネルゲンでも送っておきましょう。

B:さて、今回のテーマじゃが・・・

み:改めて始まったんですから、ちゃんとしてくださいね。

B:タイムマシンじゃ!!

み:帰る!!!

と:まぁ、まぁ、逆らったって無駄なんだから。。

B:いや、先日”ばっく・とぅ・ざ・ふゅーちゃー”を見ておってのう。やはり、マッドサイエンティストはこうでなくてはいかんと改めて認識したわけじゃ。

み:それで、タイムマシンは生活にどう関わってくるんですか・・・

B:失敗したときに、とり返しがつく。”転んでからでも、タイムマシンじゃ”

と:もしかして”転ばぬ先のつえ”?

み:原形がない、原形が!!

と:でも、そんなことにタイムマシンを使ったら歴史がむちゃくちゃに。

B:かまわん。どうせタイムマシンなど出来やせん。

み:博士。

B:エネルギー保存則、質量保存則など、タイムパラドックスを考えずとも物理法則に大きく反してしまうからの。

と:でも、4次元空間中での収支は合うはずですし、そもそも、タイムマシンは特異点を使いますから、物理法則は当てはまりません。タイムマシンを扱う上で、物理法則に反する、という答えはナンセンスです。

み:それに、佐藤・冨松解に見られる”裸の特異点”のような存在は時間旅行を許していますよ、は・か・せ。(説明しよう。ブラックホールの中心に回転する2個の特異点が存在した場合、うち一つがむき出しになる場合が存在するという解。この”裸の特異点”に超高密度物質:中性子星よりも圧縮率の高いようなもの、が螺旋状に流れ込むと時間がむちゃくちゃになってしまう。流れ込んだ物質の一方の端は”ビッグ・バン”にあり、もう一方の端は”ビッグ・クランチ”にあるように見える。)

と:でもみかんちゃん、裸の特異点を許すような宇宙は存在しないってホーキング博士は言っているよ。

み:裸の特異点は一つの例で、他にもタイムマシンの可能性はあるわ。量子結合を使った超光速度通信なんかも一種のタイムマシンとして使えるかの知れない。

と:今の所、量子結合で遅れる情報は”ノイズ”だけだけどね。

B:そんな難しいことを考えずとも、机の引き出しを開ければドラえ・・

み:未来行き一方通行のタイムマシンは可能よね。

と:ウラシマ効果?でも、未来行き一方通行なら”冬眠”でも良い訳だし、タイムマシンという限りは”過去”へ行けなくちゃね。

B:ウラシマ効果といえば、日本で最初の国際人はジョン万次郎などではなく、浦島太郎の方が・・・

み:この世界は4次元空間なわけでしょう?何故、時間軸に対してだけは自由に移動できないのかしら。

と:10次元のスーパーストリングが崩壊したとき(ビッグ・バン)不安定な次元が消滅した。その時、かろうじて時間軸は残ったけど、空間として安定に存在できなかった、というのが今の主流かな。そういえば、電界、磁界を対称にするために(電気は+と−が独立に存在するけど、磁界はNとS単独で(モノポール)は今の所存在しない。)もう一つ、虚数軸を取る事を提案している人もいるよ。

み:??虚数軸?でも、虚数って虚の数字でしょう?え?数学的な美しさのために虚を使っても意味がないんじゃぁ?

と:ふふふ。虚数、imaginary number という名前を付けたのは大数学者、ガウスだけど、これは彼の最大の失敗の一つさ。自乗して−1になる数字は見えないだけで実在するんだ。実数と虚数、という名前が生む誤解さ。これには面白い話があるよ。ある歴史の先生が言った「数学者は、ロマンチストだ。在りもしない数字(虚数)を信じている。」

生徒「先生、虚数は実在の数字ですよ。」

先生「では、アシモフ君。i本のチョークを持ってきてくれ給え。」

アシモフ「では先生、12本のチョークを渡してください。」

先生はおもむろに新品のチョークを取り出すと、半分に折った。

先生「ほら。12本のチョークだ。」

アシモフ「それは、049本や051本ではなく、正確に05本ですか?だいいち、それはやっぱり一本のチョークでしょう。]

と言ってアシモフ青年は講義室を出ていった。彼は歴史を取り損なったそうだ。

み:アシモフらしい話ね。でも、タイムマシンから話がそれてるわよ。

B:そうじゃ!!今回のテー・・と:タイムマシンは科学者の永遠のテーマだよ。不可能かもしれないけど、これを取り巻く理論はとても面白いもの。

み:物理学者の中には真剣に取り組んでいる人のいるようだし。そこから、新しい理論も導きだされてきて。

と:うん。これからだね。じゃぁ。今週はこのくらいにして、

み:と:また来週。

 

どうしたドクターB。このままアシスタントにコーナーを奪われてしまうのか?

来週はいったいどうなるのか?ドクターBに未来はあるのか?

乞う!!ご期待!!!!