検査と薬とその副作用は?


私は医者ではないので、正確なことは分かりません。
でも、なるべく分かりやすい言葉で、この病気に関する情報を書いてみました。
また、腎内ドクターが掲示板に書き込んでくれた内容も載せています。
情報量が少ないこの病気、皆さんの考えるヒントになればと思っています。

どんな病院にかかればいい? 検査について・腎生検 検査について・血液検査 検査について・尿検査 治療・ステロイド ステロイドの副作用 治療・免疫抑制剤 免疫抑制剤の副作用 LDLコレステロール吸着法 漢方について


※Dr.腎内は掲示板を訪れて、ボランティアで色々な知識を教えてくれる腎臓内科医です。他の腎臓内科医もおそらく異論がないであろう事実、すなわち何らかのデータあるいはコンセンサスが得られているものにはEevidenceの略)、私の個人的な意見の域を出ないものにはO(opinionの略)をつけることにします。


どんな病院にかかればいい?

 病院選びというのは、どんな病気であっても患者にとっては、重要な問題です。どんな病気でも、その専門医にかかるのが望ましいです。

 微小変化群ネフローゼという病気は、数ある腎臓の病気の中のほんの一部です。あまり聞き慣れない病気であるということは、皆さんが誰よりも一番ご存知ですよね。ならば、腎臓を専門にしている診療科を訪ねて、腎臓の病気に関して、また使う薬に関しての知識や経験が豊富なドクターに診てもらうのが、やはりベストであると思います。

 腎臓を専門にしている診療科もあるし、内科の中に腎臓専門分野を置くところもあります。また、小児科の中には腎臓専門に診るドクターを置いている病院も多いようです。お近くの大学病院とか、大きな病院に電話で問い合わせれば、教えてもらえると思います。

 しかしならが、腎臓を専門としていないドクターに診てもらっている人もたくさんいるようです。
 近くにそういう病院がない、もしくは、症状が落ち着いているので、専門の科でなくても大丈夫、等々様々な理由から腎臓専門医でないドクターに診てもらっている人達もたくさんいます。

 そこで大切になってくるのは、やはり主治医とのよい人間関係、信頼関係のように思います。
 症状が落ち着いていれば、専門医じゃないからといって、皆さん不安は感じてないようです。

 主治医に不満があって、次々と替えていくというのは、関心しませんが、治療方針で迷った時は、セカンド・オピニオンを求める姿勢は、これからの時代、患者には必要な事になってくるのではないでしょうか?

 当HPでは、腎臓専門の病院の紹介はしませんが、掲示板に『この地方の腎臓専門の病院、知りませんか?』と書き込んでおくと、後でその地方の方がメールで教えてくれると思います。

  検査について・腎生検

 背中から針を刺して、腎臓の組織を少し取って、腎臓にどんな具合なのか、実際に見る検査のことですよね。
 私は発病時(1997年)に受けましたが、別に痛みもなく、何ということなく終わりました。

 検査後、数時間、硬い枕を背中の腎臓のあたりにあてていました。次の日の朝まで、起き上がるのは禁止で、おしっこも寝たままでした。子供は、検査前に、寝たままおしっこをする練習をするとのことでした。

 掲示板の話題では、後がすごく痛かったという人もいました。

 腎生検の再検査について、掲示板では話題にのぼりました。また、転院する場合、転院先でまた腎生検のやり直しをしないといけないのか?等についてもです。
 
 掲示板No.4296より

 確かに初回の腎生検は腎炎のタイプを見極める意味が大です。MCNSではそれがすべて(つまり他のタイプの腎炎を否定する目的)といえるでしょう。しかし他の腎炎となると少し話が違います。腎炎のタイプだけなら生検しなくてもある程度想像はつきます。でも真にみたいのは同じIgA腎症でもどのような変化が組織にきているかです。

 さて、2度目の腎生検についてですが、もし進行する可能性、つまり腎不全になる危険がほとんどなく、また治療が奏効すれば二度とする必要はありません。しかしそうでない場合、2度目3度目の腎生検が必要となるケースも稀ではありません。例えば次のような場合です。

@治療に抵抗するMCNSで、FSGSを疑う場合(E)。大きく治療方針が異なります。
@将来進行が予想されるため(IgA腎症やループス腎炎などで)強力な治療を行って1年から数年後、これまでの治療が正しかったのか、まだ足りないのか効果を判定したいとき(E)。今後の治療方針を決める上で力強い味方となります。
@MCNSでCYAを1年以上(Drによっては2年以上)使うとき。CYAの副作用が腎に出ていれば中止しないといけません。腎生検せずに尿や血液検査だけでCYAを延々使いつづけることは危険です(E)。本来腎不全にならないはずのMCNSの腎臓を薬によって傷めてしまうことになるかもしれないからです。したがって腎不全に進行する可能性のある腎炎では腎生検せずにあえて使いつづける選択もありだと考えます(O)。

 もちろん上記のようなケースでも何が何でも再生検というわけでもありません。患者さんの選択がもちろん一番優先されるべきです。腎生検しなくても治療そのものは可能ですから。ただMCNSのCYAの場合腎生検を拒否されたら中止せざるを得ないと思いますが。

 ちなみに単に転院だけなら再生検の必要はありません(E)。プレパラートを借りるか、あるいは採取した組織はほぼ永久保存されるので新たにプレパラートを作り直すことも可能です。この際二つの病院のDr同士のやり取りが必要なので、紹介状があったほうがよいのは言うまでもありません。ただそれでも初回の腎生検から長い間たっているときや、あまりに昔で資料を取り寄せるのが不可能なときは再生検を勧めることもあります。
 安全な検査ですが、やはり侮ってはいけません。医師の指示はきちんと守りましょう。しかしながら、必要な場合にあまりに怖がり過ぎて受けないというのもいけないですよね。

 腎生検がどうして今必要なのか、検査の結果がその後の治療にどう生かされるのか、医師ときちんと話し合いましょう。

検査について・血液検査

 私は、2〜3ヶ月に1度血液検査をやっていました。その頻度や検査項目は、その人の症状によって、まちまちですよね。
 CYA(薬について・免疫抑制剤参照)を飲んでいる時は、血中濃度を調べていました。

検査について・尿検査

 言わずと知れた尿検査です。

 家で定期的に見るのに、検査紙を購入してやっている人はたくさんいますよね。アルブスティック、ウリエース等がありますよね。検査項目も、3種類や、5種類と色々とありますよね。

アルブスティックスは、輸入元 バイエル メディカル株フ売元 小野薬品工業鰍ナ、蛋白質のみの検査紙です。
値段は、私は病院で購入しているので(保険対象外)¥1680です。薬局とかだと もっと高いようです。(なおさん情報)

アルブスティックスは輸入元がバイエルメディカル株式会社で、販売元が三共株式会社です。100枚入りで定価は分かりませんが、私は1980円で購入してます。検査項目は尿中蛋白のみです。(youさん情報)

私が使っているのはアルブスティックスで、100本入りで定価2000円です。発売元は三共株式会社です。扱っている薬局が少なく、取り寄せてもらいました。(ミカさん情報)

わたしはウリエースBTを使っております。定価は忘れましたm(_ _)mテルモという会社から発売されています。検査項目は尿淡白と尿糖です。たしかこれに潜血がついているものもあったとおもいます。前は病院からウロペーパー(わかりやすかった)というのをもらっていたのですが、ウリエースも新型になってから淡白の色がわかりやすくなったように思います。(かつさん情報)

 過去に掲示板で、家で試験紙で見た結果と、病院で調べてもらう結果に差があるという事が話題になったことがありました。その時に病院で検査技師をやってくれている方が答えてくれました。

病院での尿検査について ダイとマリさん 掲示板No.3830より

 アルブスティックとウリエースの話が出ていましたが、検査技師やってますんで調べてみました。しかし、ウリエースを使ったことがありません。
 ウロペーパーとの比較でしたらできます。
 最近うちの検査センターの試験紙がウロペーパーの栄研からアルブスティックのバイエルメディカルにかわりました。なぜかわったかというと値段というよりアフターがしっかりしているからです。全国統一のコントロールを行なってくれるからです。

 つまり全国のバイエルの検査紙を使ってるところでおなじ検体を検査して ばらつきをみる ということをやってくれるからです。

 その結果ですが
ある同じ検体に対して以下の結果が出ました。
    (1+)  (2+)  (±)  
糖   50%   3%   45%  
    (1+)  (2+)  (3+)  
蛋白  8%   86%   5%
        (−)  (2+)  (3+)
ビリルビン  95%  2%   3%  
     
                    総数130施設

大変ばらついていますよね。
 この検体の蛋白の正解は(2+)近辺にありそうですがネフ患者からみれば3+なのに1+と結果を出し、逆に1+なのに3+と結果を出す施設がありうるということです。 
 
 前にも書いたことがありますが、試験紙法で判定する場合(±)の色より(−)側はどんなに(±)に近くても(−)です。
 これがメーカーが推奨する検査法です。未満はすべて切捨てということです。
 逆に切り上げる施設もあります。
 ですから限りなく(3+)に近くても(2+)ととる施設もあれば(2+)を越えたから(3+)と報告する施設もあります。
 ですから最悪の場合、限りなく(2+)に近い検体に試験紙をいれて一分おけば試験紙の色は(2+)を越える場合があります。これで(3+)と報告することも考えられます。 これは極端な例ですが同じ検体で(+)と(3+)に解離するわけです。

 でもそういう点も考慮して施設ごとの基準値が決められていますからあまり、心配はいらないと思います。だいたい大きな施設ならば定量も同時にやっているのではないですか。

 アルブスティックはウロペーパーに比べて感度がいいようです。
 試しに(±)ではないが(−)でもない検体を定量すると確かに蛋白が出ているということがありますし、そうでない時もあります。ただし結果はこの場合あくまで(−)です。

 結論はアルブスティックはウロペーパーに比べ(±)を拾いやすいが、偽陽性も拾いやすいと言えそうです。 どちらが優れているとは言えないと思います。
 実際ウロペーパーの基準値(正常値)は(−)でしたが、アルブスティックの基準値は(−)か(±)に変更になりました。

 客観的に見てる検査技師でも試験紙法はむずかしいです。それでなくても蛋白よ、止まっていてくれーと
どきどきしながら検査しますよねー、正確な結果を出すのはよけいむずかしいですよ。
 
 そこで検査の注意事項を挙げておきます。
#明るい蛍光灯の下で見る。
#試験紙を半分に切らない。(今時、半分にしている施設はないと思いましたがまだあるんですね。偽陽性が出やすいです)
#判定時間を守る(蛋白は直後が原則だと思います)
#蛋白で周りが陽性に変色するときは中心の色で判定する。
 (尿がアルカリのとき多いです。アルカリかもしれないときは酸性にしてやればいいかもしれない。すを1滴入れたらOKかな?確認したことはありません)
#尿を直接かけない(試薬の緩衝剤が流れてしまって、偽陽性になりやすい)

 普段はエコー検査をやっているので、検体検査は得意ではありません。
 中小の病院だと片手間に緊急検査として尿などの一般検査をやっているところが多いと思います。 定性はいいとして、顕微鏡による沈渣は技術的に個人差が大きくて表現も統一されてません。ですから病院によって大きな差があると思います。ネフローゼで蛋白が出ている時は特徴的な成分が尿に落ちますがそれを見分けられない技師が多いのが現状です。尿沈渣で癌などいろいろな疾患を判断できる人もいれば、血球と上皮と細菌しかわからない人もいます。


家で試験紙で見てみて、(−)か(±)か判断がつかない時は ダイとマリさん
 掲示板No.3858より

 試験紙の件ですけど、(±)の色が出ればそれは本当に(±)かまたは偽陽性です。 検査室なら確認する検査ができますが、ご家庭では無理でしょうね。(−)ではないけども、(±)までは色がついてないものは(−)とうちの施設ではとります。

 アルブスティックは感度がいいのでたぶん5mg/dl以下でも時間をおくと発色することがありそうです。うちのマニュアルでは蛋白(±)以上でpHがアルカリの場合確認試験を行なうことになってます。(酸性の場合はそのまま報告します)

 ぼくは検査センターの会社から病院に出向しています。
 月に一度病棟の入院患者の尿検査を全員やりますがうちは精神科なので99%健常者です。
 ですが3分の1くらいは完全な(−)の黄色にはなりません。でも(±)までいかないのでそういう人は(−)にとります。ただ、施設によってはその色に近い色がでれば(±)にとるところもあります。ですから、ぼくは(−)と結果を出しても他の施設では(±)ととることはありえます。(事実、前勤めていた病院では近い色でとるように言われていました)

 なんだか、みなさん余計わからなくなってしまったかもしれませんね。
 結論で言うと自宅でアルブスだけで判断するのは難しいんじゃないですか。
 あやしいと思ったら病院に行きましょう・・・・・・
 こういってる私も蛋白が(3+)出ているときでさえ
「いや これはなにかのまちがいだ、もっと明るいところで見れば黄色っぽく見えるかもしれない」
  と、一日に何度も見たりします。試験紙たくさんつかって会社に損害をあたえてます。

一喜一憂しないようにしましょう。逆にストレスになりそう・・・

 とにかく、蛋白の定性はむずかしいです。(ビリルビンはもっとむずかしい)
 蓄尿でなく随時尿で蛋白が(3+)出ていたからと言って24時間蓄尿ではたいしたことないってことを経験なさっている方はいらっしゃるんじゃないですか?
 ちなみに試験紙の表示では4+までありますが、誤差が大きいためうちの施設ではどんなに緑になっても3+までしかとりません。

試験紙の使用期限について ダイとマリさん 掲示板No.3858より

 試験紙は使用期限が切れてても開封してなければしばらく大丈夫でしょうが、あけてしまった物は使用期限前でもだめになります。
 うちの検査室に開封して半年たったものがありますが、緑に変色してます。

定量について ダイとマリさん 掲示板No.3858より

 定量についてですけど、外来で出した尿でも定量はできますが、あくまでその尿の蛋白量であって、水分をとらずに濃縮された尿で検査すれば蛋白が多く、水分をいっぱいとった尿なら薄くなると思います。
 ただし、濃縮尿でも早朝のものでは出ていなくても、昼間の水分をとって運動した時の薄い尿には出てるなんてこともありますから、やっぱりネフローゼの診断には24時間蓄尿が原則だと思います



 ずっと落ち着いていたのに、少し蛋白が出始めると、もう気になって、気になって、トイレに行く度に、試験紙でみてみて、「はぁ〜〜〜」なんて、一人ため息をつくことありませんか?
 ああいう時って、見ては落ち込み、落ち込むと分かっていて、つい見てしまいますよね。私も経験あります。
 あれはね、「試験紙依存症候群」という症状です。私が命名しました。
 ああいう症状は、ものすごく気持ちは分かりますが、抜け出した方がいいです。特に子供さんには、よくないように思います。余計ストレスになってしまって、ものすごく疲れます。

 私は、症状が落ち着いている時は、3日〜1週間に1度、早朝尿で、見ています。
 蛋白が少し下りはじめた時も、1日に1度早朝尿のみで見てみる、と心に決めています。後は病院で正確に調べてもらう、これで充分です。

 再発した時は、早目に処置するのが一番です。でも、いくら回数多く見てみても、蛋白は止まってくれません。少しでもストレスを減らしましょう。

 それから、せこい話ですみません。検査紙は、半分に切ると2倍使えます。でも、上でダイとマリさんが言っていたように、正確にみることは出来ません。症状が落ち着いている時は、半分に切ったのを使い、蛋白が出ている時は、切ってないものを使って、ちゃんとみましょう。
 検査紙の蓋はきつく閉めましょう。

治療・ステロイド

 ステロイドとは、副腎皮質ホルモンで、副腎皮質という身体の一部の臓器から作られるホルモンで、それを科学的に作ったお薬ですよねぇ。

 最初の治療として蛋白を止めるために、多い量の錠剤をを飲む場合もあるし、パルスと言って、ステロイドの点滴をすることもあるようです。

 これで、蛋白を封じ込めてしまうんですよね。でも、ステロイドが全く効かなかった人もいるし、最初効かなかったのに、後から効くようになったという人もいました。また、最初の段階で、ステロイドで効果がなくて、人工透析をした人もいます。でも、そういう人も今は皆さん、落ち着いています。

 大量投与をしたステロイドも、一定期間で、少しずつ減らしていきます。私の場合、4週間おきに、毎日から、隔日に、そうして、1錠ずつ減らしています。
何故にゆっくりと減らしていくかというと、副腎から出るホルモンを飲んでいる訳だから、その間、副腎くんは、
「おぉ、わしゃあ仕事ないやんけ。」
ということで、おさぼりしているんですね。だから、急に減らすと、副腎くんも、そうすぐには仕事に取りかかれなくて、身体がショック状態になるから、大変ということですね。

 このステロイドの飲み方、減らし方は、主治医によって、割とまちまちのようです。でも、大筋では割と似たり寄ったりだと思います。

ステロイドにも数種類あって、
※プレドニン
※メドロール
※リンデロン
 等があるみたいです。
 掲示板1022より

 昔はリンデロンも使われていましたが、副腎皮質機能の抑制が強いことなどから、現在ではもっぱらプレドニンかメドロールです。リンデロンが強いというのは、mg当たりにしたら、という意味であってプレドニンは効かないがリンデロンは効くというネフローゼ症候群は、私の考えではないと思います。

              掲示板No.4773より

>メドロール(M)とプレドニン(P)
 
 どちらもステロイド薬ですがモノが違うので微妙に薬理作用が違います。ただ大量に使う場合を除けば、どちらも同じと考えてもらって差し支えありません。

 効きめ(ここでは抗炎症作用)は、M:P=5:4です。したがってMの1T(4mg)とPの1T(5mg)が一緒ということになります。Mのほうが体液貯留作用(むくみを悪化させる作用)がやや少なく、Pのほうが糖代謝に対する作用が少ないと教科書にはありますが、経験的にはあまり差は感じません。ただしパルス療法のときは、上記の理由でメドロール(正確にはソルメドロールという点滴剤)が使われます。

ステロイドの副作用

  ステロイドの副作用さえなければ、なんともない病気なんです。

1 ムーンフェイスぅぅぅ〜〜〜〜、イヤ!!
   免許証の写真が辛いという人がたくさんいます。私は美容院に行って鏡の前に座るのが一番いやでした。

2 緑内障になりやすいぃぃぃ〜〜〜ヤ!
   ステロイドをたくさん飲んでいる間は、定期的に眼科で眼圧をはかってもらっていました。

3 骨がもろくなるぅぅぅ〜〜〜〜〜ヤ!(大腿骨骨頭壊死)
   ビタミンEを出してもらいましたが、そう効果は期待できないようです。

4 免疫力の低下(風邪をもらいやすい)
   人ごみではマスクをしていましたが、あまりに怪しいのでやめました。冬の人ごみから帰ったらうがいと手洗いで乗りきりました。

5 精神的な不安定、不眠
   これも辛かったです。ステロイドが多い時期は同じ夢を繰り返し見るという人もいます。

6 ニキビすごく出るという人もいます。私はなりませんでしたが、

7 ものすごい食欲。

8 野牛肩

9 お腹がポンと出た感じになる。

10急激な体重増加で、皮膚線条(妊娠線・肉割れ)が出る。☆予防策は下記に

11ごくまれに、指がつる人もいます。

12ステロイド糖尿病(下にふだちょうさんのコメントあり)

 掲示板1355より 

尿の検査紙で糖が降りているという人に

 ステロイドは糖尿病を誘発することがあります。一度食後の血糖をチェックしてみることをお勧めします。

 高い場合でも、薬が減ると問題なくなる可能性大ですが、将来糖尿病になる危険を少しでも減らすために、以下のことを心がけましょう。

 甘いものはなるべく控える(甘いものは血糖が速く上がる)。
 食事は繊維質を多く摂る(糖の吸収がゆっくりになる)。
 できれば食後1〜2時間に運動(散歩など)を、夕食後すぐに寝ない。


           掲示板1251より 

皮膚線条について

ステロイドは食欲亢進作用以外にも、中心性肥満といって、より体幹に近い部分に脂肪をつける副作用があります(E)。
そのつき方が急激な場合皮膚の伸展がついてゆけずに一種のひび割れが起こります。それが傷跡として残るわけです。ステロイドには傷の治りを遅らせる作用があり、それも無関係ではないと思います(O)。
時間がたてば白くなってゆきますが、残念ながら消えることはありません。皮膚縫合を要するような傷は、一生消えないのと同じです


         掲示板1321より

ものすごい冷え性で悩んでいるという人に対して

 長くステロイドを飲んでいると、副腎がサボってしまい、急に切ると離脱症候群といって一種の副腎機能不全の状態になることがあると教科書にはあります。
 ネフローゼ症候群の場合、それほど長期間(10年とか)ではないことが多いし、またかなりゆっくり減らすので、あまり問題となることは少ないとゆう実感があります。

 以下は私の個人的な印象です。副腎不全の症状としては、発熱、倦怠感、低血圧、低血糖などです。拝見したところ少し違うような印象があります。私自身ステロイドを切ったあとこのような症状が出た経験はありません。

 しかし、長期間のステロイド治療の結果、ホルモン系の正常なリズムが崩れてしまった可能性もあります。おっしゃるように更年期障害に少し似ていますので、女性ホルモンの問題かもしれません。それなら少し時間はかかっても必ず元に戻ると思うのですが、一度担当医にご相談され、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、甲状腺ホルモン(不足すると寒さに弱くなります)、女性ホルモン(または基礎体温)などチェックして見られるのがよいと思いますが。


02/01/27(日)20:42:47 投稿者[ふだちょう]

【No.781】 タイトル[RE:はじめまして(Res#773)]

りんこさんは、記事No.773「はじめまして」で書きました。
>さて、今回の入院でとても困った事がおきました。それは、尿糖がおりるのです。プレによる重い副作用の1つです。血糖値は正常なので、主治医からは、「間食は止めましょう」程度の指示ですが、この先とても不安です。このままだと糖尿病にもなるのでしょうか?


 お初におめにかかりまする。糖尿病は腎臓病とともにワシの専門であるんで、ちいとばかしおせっかいをさせていただきませうぞ。

 糖尿病は血糖降下ホルモンであるインスリンが少なくなる and/or インスリンの効果が低下することによってなるのじゃが、ステロイド糖尿病は後者,つまりステロイドによるインスリン抵抗作用が原因であるといって良いのじゃ。じゃからステロイドが止められれば糖尿病が軽快することが多いんじゃ

 しかしステロイド糖尿病が起こる患者様は、体質的にインスリンがききにくい素因を持っていると言って過言ではないのじゃ。じゃからステロイド投与中止でその場は切り抜けたとしても、加齢、暴飲暴食(特に酒や甘いもん)などのインスリンにとって不利な要因が重なれば真性の糖尿病を発症しやすいと考へてよいのぢゃ。

 もう一つ、気をつけなくばならんことはステロイド糖尿病は空腹時血糖が正常でも食後血糖が異常に高くなることがあるのじゃ。例へば空腹時血糖が98 mg/dlでも食後血糖が312 mg/dlなんてこともよくあるのじゃ。それを知らずに放置しておくと真性の糖尿病を発症してしまふこともあるんじゃ。ネフローゼの治療では血清コレステロール値を見る関係上、空腹時の採血が多いが、そこで血糖が低くても安心できぬのじゃ。是非一度食後血糖を測って頂くことをお勧め申し上げる。

 さらにもしステロイド糖尿病になってしまった時の治療であるが、これは医師によって意見の分かれるところであり、飽くまでもワシの考えじゃが、

軽症ならばブドウ糖吸収阻害剤投与、
中等症以上ならば迷わずにインスリン注射による治療

を勧めておる。インスリン注射を嫌がって中等症以上の糖尿病にSU剤という体内のインスリン分泌を促進する薬を使うことも間違いとは言へず、一時的に血糖降下は得られるけんども、ステロイド糖尿病はインスリン分泌自身は正常だもんで、その薬はさらに上乗せした分泌を細胞に強いることになる。
 さふして長期に使ふことになってしまふとインスリンを分泌する細胞に過剰な負荷を与へることとなり、分泌細胞がへたばってインスリンが出なくなって真性の糖尿病となるおそれがあるんじゃ。ステロイド止めればインスリン注射は中止できる可能性が高いんで、是非そのことを知っておひていただきたいのじゃ。

 尿糖は血糖が180 mg/dl以上にならねば出現しないことが普通じゃ(例外もある)。じゃから尿糖が出ているのならば、主治医にせっつひて食後血糖のチェックをしてもらふことをお勧め申しあげる。
ほんじゃあばね。

 皮膚腺条が出来てしまって、悩んでいる人が多いです。皮膚の下の組織が割れて、最初は青紫色に、スジが入ったような感じになる肉割れの事です。妊娠腺とも言いますよね。一度出来てしまうと、一生消えてはくれません。でも、予防は出来るみたいです。マタニティの専門店に行くと、そういうクリームを売っています。この病気になって、『あ、浮腫みだした』と気付いた時に、お腹や、太もも、お尻、膝の後ろなど出来そうなところに、塗り込んでおくしか、予防する方法はないです。今なら間に合うという人は、今すぐに塗りましょう。

治療・免疫抑制剤

 色々な種類の免疫抑制剤がありますが、微少変化群ネフローゼに関してよく聞かれるブレディニン、エンドキサン、シクロスポリンについての情報です。
―ブレディニン
使用中に再発したので、私にはあまり効果がありませんでした。情報があまりありません。
(商品名エンドキサン
2カ月間しか使えないと私は主治医から説明を受けました。。効果はあって、ステロイドを減す事が出来ました。でも、ステロイドが0に近づいた時に再発しました。
 掲示板2000.3/10より

頻回再発型MCNSにおけるエンドキサンの使用について

 CYA登場後も、CYAの腎障害そして中止後すぐに再発しやすいことから、ステロイド節約のための第一選択薬としてはエンドキサン(以下CP、シクロフォスファミドという本名の略)を使用されるDrが、特に小児科領域では少なくないように思います(O)。

 ご懸念のようにCPには発ガン性という怖い副作用があるのですが、後で述べるように、12週に限って使用するCPと、1年2年と使うことになるCYAを比べた場合、必ずしも後者が安全とは言い切れないからだろうと思います(O)。私は小児科の経験がないので、以下は教科書で勉強した事柄です。

 子供の頻回再発型MCNSにおいて、CPが再発率を低下させることは20年以上前から経験的に知られていましたが、1987年にドイツのグループから、2mg/kgで8週治療した群と、同じく12週治療した群を比べたところ、後者で中止後2年間の再発率が有意に低かったという結果が得られ、以後この投与スケジュールが多用されることとなりました(E)。

 ただわが国の追試では、8週でも再発率は変わらなかったとするものや、2mg/kg×12週より2.5〜3mg/kg×8週のほうが効果があったとするものがあって、結果各施設によってある程度違った方法がとられているのが現状ではないでしょうか(O)。

 教科書的には6ヶ月以内の再発を2回以上繰り返し、これ以上ステロイドを増やしたくない場合に、次の治療としてCPを考えることとなっており、お申し越しの例も確かにこの方針に添ったものといえそうです。ちなみにCPによるT細胞機能の抑制は、中止後6〜12ヶ月持続するとされており(E)、これが中止後の再発抑制に結びついているのかもしれません(O)。


シクロスポリン:CYA(サイエー)(商品名SANDIMMUN、最近はNEORAL)

 私は1998年10月〜2000年12月までSANDIMMUNを飲みました。現在2001年1月で、薬0の日を過ごしています。

 元々は臓器移植をした人の拒絶反応を抑えるために開発された薬だそうです。ものは真菌の代謝物なんだそうです。

 最初はサンド社のSANDIMMUNが使われていました。私も飲みました。その後2000年あたりから、少し改良されたNEORALがノバルティス社から発売されました。成分・効能は殆ど同じです。(腎内さんのコメント参照)

 NEORALのホームページにいくと、開発の過程など分かりやすく書いてくれてあります。
 シクロスポリンの資料をのせています。是非、ご覧下さい。龍二さんが、何時間もかけて、打ってくれました。
 掲示板No.3494より

シクロスポリンのトラフ値について

 まず、トラフという言葉はご存知ですね。薬が血液中にどれくらいあるか、いわゆる血中濃度は、いつ測るかによって違います。トラフというのは、谷または底という意味で、次回服用直前の濃度を言います。本来、薬の効果は、どれくらいの血中濃度がどの程度の間続いたか、つまり血中濃度曲線の積分値と比例するはずですが、臨床上それを求めるのは困難なのでトラフで代用するわけです。

 薬というものは全て、これを超えないと効果が得られないという有効血中濃度(いってみれば下限)があって、また逆にこれを超えたら副作用が出るという危険な濃度(同じく上限)もあります。この両者の差が大きければ大きいほど使いやすい薬であるといえます。

 多くの薬は、二つの濃度の差が結構大きいので血中濃度を測定することなく、経験から得られた標準的投与量を、多少体重などで補正することはあっても、万人に投与します。しかし、そうでない、つまり両者の差が比較的小さい薬、またはサンディミュンがそうなのですが、吸収や代謝の個人差が大きい薬は、血中濃度や効果を測定しながら投与量を調節しなくてはなりません。

 しかし、シクロスポリンのネフローゼ症候群に対する使用の場合、上限(危険域)はわかっているのですが、下限(有効血中濃度)はわかっていません。
 トラフが150を超えないように、というのが上限ですが、じゃあトラフがいくら以上が良いのかはわからず、頻回再発型で1.5mg/kg(小児は2.5)、ステロイド抵抗性で3.0mg/kg(同じく5.0)という経験から出た標準投与量があるだけです。
 ただこの150というのも、それ以下でも腎毒性があるという報告もあり、絶対安全ともいえません。

 そこで、最低限150を超えないように維持して、臨床上効果があればそれでOKというのが、実際上の方法論です。したがって150以下であればよしとするだけで、100から50に下がっても投与量を増やす必要はありません。(ここで再発すれば問題ですが…。)

 サンディミュンには、上のような吸収の不安定さがあるため、ネオーラルという剤型が開発されました。しかしグレープフルーツジュースなどに代謝が左右される点や、そもそも過剰投与によって副作用が出やすい薬であることには変りありません。有効成分はシクロスポリンであって、同じ物なのですから。
 シクロスポリンの血中濃度に泣かされている人は結構います。

 何故シクロススポリンの血中濃度が問題になるかというと、高すぎると腎毒性(腎臓に傷がつく)という副作用が問題なのですが(下の副作用参照)、それとは別に、量を増やしても、血中濃度が上がらず、効果が期待できないのでは?という人もいるからなのです。
シクロスポリンと一緒に飲んではいけないもの

※グレープフルーツジュース (上の腎内さんのコメント参照)
 グレープフルーツは食べてもいいのですが、ジュースにするといけないそうです。(皮の成分が混じるから)
 シクロスポリンと同時に飲んではいけないそうで。時間を開けて飲むのはいいそうです。でも、まぁ、飲まない方がいいですよね。
 血中濃度が上がって副作用が出やすいのでよくないそうです。でも、上がらない血中濃度を上げるため、グレープフルーツジュースを一緒に飲んでいた人が掲示板で1名いました。


※セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)
 最近(2001年1月)話題のリラックススさせる作用のあるハーブですが、サイクロスポリンと一緒に飲んではいけません。
 サイクロスポリンの作用を弱めてしまうそうです。
 ワルファリン(血液凝固防止薬)も同様の作用があるので、セント・ジョーンズ・ワートと一緒に飲んではいけません。(参考のため)
 
シクロスポリン(免疫抑制薬)との相互作用について3)
 シクロスポリンはCYP3A4で代謝を受ける薬物であり、SJW含有製品との併用により血中濃度が低下した臨床例がスイスで2例報告されている。
 一例は末期虚血性心疾患のため11ヶ月前に心移植した61歳男性で、もう一例は末期虚血性心疾患のため20ヶ月前に心移植した63歳男性の例である。いずれの症例においても、移植後、シクロスポリン、アザチオプリン等の免疫抑制剤の投与でコントロールされ、シクロスポリン濃度は安定していたが、市販のSJW含有製品(抽出物300mg含有)を1日3回摂取したところ、摂取開始3週間後にシクロスポリンの血中濃度の低下が見られ、生検の結果、急性拒絶反応が観察された。両症例とも拒絶反応を疑わせる他の要因は見あたらず、SJW含有製品の摂取を中止したところ、シクロスポリンの血中濃度は回復した。



免疫抑制剤の副作用


ブレディニンの副作用

全然情報がありません。


(商品名エンドキサン)の副作用

 私は副作用もなく飲み終えたので、何とも感じませんでしたが、抗がん剤なの?とか、発ガン性があるの?とか、心配して書き込みをした人がたくさんいて、過去の掲示板でも、話題になりました。
 掲示板2000.3/10より

頻回再発型MCNSにおけるエンドキサンの使用について

 さて副作用としては、JUNさんも書いておられるように、消化器症状・脱毛(可逆性)・骨髄抑制・膀胱刺激症状・出血性膀胱炎・易感染性が短期のものとしてあげられます。もちろん厳重な注意が必要ですが、それぞれ対処可能です。より恐れるのは、長期の副作用すなわち、性腺機能障害・肺線維症・そして悪性腫瘍(おもにリンパ系と膀胱)です。

 まず性腺機能障害ですが、とくに男子で問題になります。総投与量が150 mg/kgを超えると無精子症の発生が増えます(E)。したがって2×12週や3×8週というところで問題となってくるわけです。しかし一方で総投与量200 mg/kgを超えなければ、可逆性すなわちやめれば元に戻るという報告もありますので、このあたりを上限にしておけばよいのかもしれません(O)。女子では、これらの閾値は男子の数倍高いと考えられておりあまり問題となりません。

 さて悪性腫瘍の危険です。確かにCP(シクロフォスファミドという本名の略)にはそのような作用がありますが、ヒトでのデータは皆1年以上投与した例での報告なので、12週に限った場合でも将来の癌の発生が増えるのかは今のところわかりません(E)。ただやはりCPで寛解してその後再び再発したときには、上の性腺機能障害の閾値とも考え合わせて、もう一度CPを使う気には多くのDrはならないと思います(O)。もう一度ステロイド、それが無理ならCYAということになろうかと考えます(O)。



          掲示板No.4730より

エンドキサンの発ガン性について

 エンドキサンの発ガン性についてはネフローゼ症候群の時に使う量(膠原病に対してや抗癌剤としての使用よりずっと少ない量)における正確なデータがないのです。
 ヒトでは1年以上投与した例(投与量は30g以上になるでしょう)での報告しかなく、10g程度では発生率は増えないとする考えもあり、それ以前にほんとうに投与量に依存するのかという確証もないわけです。

 したがって慎重な先生はMCNSのような予後の良い疾患ではまったく使うべきではないという人もいますし、少し大胆な考えでいくと総量8〜10g(性腺機能障害が懸念される量)でやめとけば問題ないという先生もいると思います。

 少なくともMCNSの場合は、頻回再発かステロイド抵抗性で他の全ての免疫抑制剤が効かずステロイドの使用量ばかり増えていくような場合や、ステロイドで重篤な副作用(例えば大腿骨頭壊死)が出てしまってどうしようもないときに限るべきと考えます。



シクロスポリンの副作用

1 腎毒性、つまり、腎臓の組織が壊れるかもぉぉ〜〜〜
    成人の副作用発現率は、頻回再発型においては 18.4% (18/98例)、
    ステロイド抵抗性では 32.0% (48/150)。
    小児ではこれより高くなる。(byおだかさんの主治医)
 私は主治医より、腎生検をして腎毒性が出ていないか調べるとの説明を受けました。

2 免疫力の低下

3 多毛
 髪の毛やその他の毛の量が増えました。髪の毛に関しては、ねこっ毛で量が少なかったので、ちょとうれしかったです。

4 関節痛
 100人に1人(私の主治医が製薬会社に問い合わせてくれました)くらいに出るそうです。
 私はこれになりました。150mg飲んでいたとき、朝起きると指の関節がこわばったようになって、腰や膝の関節も痛みました。でも、100mgに減量したら、なくなったから、やっぱりCYA(商品名SANDIMMUN)の副作用みたいです。
 掲示板900より

 尿の検査紙で糖が降りているという人に

 CYA(商品名SANDIMMUN)で尿酸が上がることがあります。このとき高K血症や低Mg血症が同時にあれば腎臓への副作用の可能性があります。

 ただし利尿薬でも尿酸が上がることがありこの場合は腎毒性によるものではありません。


 掲示板1022より

 関節痛について

CYA(商品名SANDIMMUN)の関節痛は私は経験したことはありませんが、確かに本には載っています。
減量により軽快したことから、やはりそうだったのかなと思います(O)。

手指の関節痛は痛風としては典型的ではありませんが、以前私の患者さんで足の痛風発作の前兆として手指が硬くなるとおっしゃった方がいましたので、これも否定できませんが。


LDLコレステロール吸着法

 コレステロールって、そもそも何でしょう?私は、コレステロールという言葉は聞いて知っていましたが、何かと聞かれると、
「え?油?血管にたまると詰まったりするもの・・?」
くらいの知識しかありませんでした。いやぁ〜〜、お恥ずかしい・・・。

 ということで、ちょっと勉強してみました。

 そもそも、コレステロールって、何か悪者イメージが強いですよね。人間の身体に悪さをして、病気になる原因みたいなイメージがありますよね。でも、コレステロールは人間の身体にはなくてはならないものなんだそうです。

 コレステロールは身体の中で

  ○細胞を包む細胞膜をタンパク質、燐脂質と一緒に作る

  ○副腎皮質ホルモンや性ホルモンなど重要な5種類のホルモンの原料になる

  ○栄養分の分解や、吸収をする胆汁酸のもとになる

というような働きをしているんですって!!

だから、コレステロールがないと人間は生きていけないんですって!!あら、びっくり!!

 コレステロールには、2種類あって、

悪玉コレステロール(LDL)
・・・・動脈硬化の最大の原因

善玉コレステロール(HDL)
・・・・そんな悪玉コレステロールを連れていってくれる

とに分かれるのだそうです。

ということで、役者は2人ですな。ふむふむ。

では、どの位あるとよくないのでしょう。
悪玉と善玉と両方合わせた総コレステロール値というもので測ってみて

正常値(160〜199mg/dl)なんだそうです。

でも、220mg/dlまでは正常という人もいるし、240mg/dlまでは正常という考え方もあるみたいです。

じゃあ、そのコレステロールって、どこからやってくるのでしょう?
 コレステロールは、80%は肝臓でつくられているから、残りの20%を食べ物から摂取したらいいのだそうです。ところが、食べ過ぎてしまうんですよねぇ〜〜。それで、よくないと、問題になってしまった、コレステロール君なんですね。

 食べ物でどういうものに多く含まれるかというと、「ご馳走」です。牛肉、豚肉、うに、イクラに卵にショートケーキ・・・・。

 では、どんな食べ物を食べるといいかというと、
青魚や、まぐろなどに含まれるDHA、オリーブ油や豚肉に含まれるオレイン酸等々
このあたりの事は、「コレステロール」で検索すると、たくさんのページに載っています。

 でも、気を付けないといけないのは、コレステロールの少ない食事をと思って、炭水化物を多くとると、余分な糖分(炭水化物)が中性脂肪やコレステロールに合成されるから無意味だし、たんぱく質が不足することだそうです。
 過食を避けて、バランスのよい食事と適度な運動を心がけるのが、大切なことのようです。

 コレステロールも奥が深いです。こんな私が、書くのは無理でした。
「ええぇ?何?よう分からんわ!!」
という方は、是非、「コレステロール」で、検索してみてください。特に、「発掘あるある」のページには、分かりやすく書いてありました。感謝。


 はぁはぁ、ゼイゼイ・・・。
さて、ここからが、ネフローゼに関する事です。

 どうやら、上で書いた悪玉コレステロール(LDL)と、ネフローゼは関係があるみたいです。高LDLコレステロール血症だと、その治療をすると、効果がある場合があるそうです。

では、その書きこみから・・

その前に、Dr.ふだちょうは、困った時に現れて、ボランティアでコメントをしてくれる腎臓専門医です。

101/06/29(金)18:22:13 投稿者[ふだちょう]

【No.6885】 タイトル[おめでた]

ワシは信州のとある公立病院の薮医者で、腎臓病を診ておる者じゃ。さる六月二十二日、微小変化型ネフローゼの女性患者が無事に出産できた。めでたいのう。

発症時はあまりに激しいネフローゼで浮腫パンパンで、恐ろしい思いで腎生検をしてのう。今考えても冷や汗もんじゃったわい。微小変化型であったにもかかわらず高LDLコレステロール血症がひどすぎてステロイドパルスも効かなかくてのう。

 そこで、LDLアフェレーシスという体外循環の方法で強制的にLDLコレステロールを排除するという方法を試したところたちどころに寛解にむかってのう。以後何回も再発を繰り返しながらもがんばってきた。

 そこで今回めでたく元気なお子様が生まれたのじゃ。いや、このしょうもない薮科の医師も少しは役立ったかもしれないのう。For unto us a child is born! ネフローゼの女性のかたがた、くれぐれも悲観しなさるな。



101/06/30(土)08:12:03 投稿者[ふだちょう]

【No.6893】 タイトル[高LDLコレステロール血症]
 bachanじゃなかったbochanどの、はるりんどの、コメントかたじけのうござる。

 このHPのご意見番の腎内先生はどうお考えかわからんがのう、ワシは LDLコレステロールはネフローゼ治療の大きな妨げになっとると思うんじゃ。

 つまり腎臓の毛細血管の(含糸球体)血流を悪くし、浮腫とあいまって末梢組織へステロイドなぞが届きにくくなるんじゃなかろうか?LDLアフェレシス最中のその患者さんの感想は「脚が暖かくなった!!」というもんじゃった。すなわち末梢組織の循環が改善したのじゃのう。直後にパルスやったら一日に尿が8000ccも出てたまげた。であっという間に寛解したのじゃ。

 で維持療法の期間じゃが、くだんの患者様は寛解しているときの総コレステロールは200mg/dlくらいじゃったが、蛋白尿再発の前2ないし4週間前には必ず総コレステロール値が 250以上に上昇していたのじゃ。そこでいつも総コレステロールが180mg/dlになるよう普段から 強力にコレステロール低下薬を使っていたら再発しにくくなった。

 でも妊娠中は薄氷を踏む思いじゃった。なにせ一番強力な コレステロール低下薬を使用したくなかったからのう。で、一日27gのまなきゃならんクエストランちゅう薬と、こりゃまた飲みにくいでかい粒のコレバインという薬なら基本的に腸管から吸収されないので使用していたんじゃが、患者様はげんなりしておったのう。でも無事出産できてよかった。

 ところでワシはなにせ薮科の医者じゃからワシが書いたことを絶対視すなや!普段からの主治医が一番わかっているのだから、あくまでこれは物語として読んどくりましょや。んじゃあばね(信州弁)。

という書き込みをしてくれました。この書き込みには、皆さん、反応しました。感謝の言葉やら、経験談が載りました。では、その吸着法の経験者の話です。

101/06/30(土)15:06:37 投稿者[あすかママ〔娘小学4年発病、現在高校生1年プレ30ミリに上がって、ネオーラル100ミリ)]

【No.6896】 タイトル[No-Title]
 腎内さん、明日香もプレドにンを上げるとコレスレロールがドンドン上がってLDLキュウチャクと言うのをしました。透析のように血液中のコレステロールをとっていくものでしょうか?

 本当にあぶらがキュウチャクしていました。それを何回かして急にトイレにいきだして、ソレも何回もはじけた感じで、そうしたらもうマイナスでした。

 尿の出かたも半端ではなくてどんどん水分とってといわれていました。

 明日香の場合はコレステロール上がりやすいタイプみたいです。
今は適度に動くので、検査結果でもコレステーロールは大丈夫みたいで。

========

101/07/01(日)11:23:40 投稿者[りんか 30代 93年〜ネオーラル150]

【No.6907】 タイトル[LDLアフェレーシス]
こんにちわ〜〜。
普通に家事をこなして、汗びっしょり〜〜^^
夏はまだまだ長いのに、高温多湿という言葉がぴったりだわ・・。

さて最近吸着療法のことが話題にのぼっていますね。
去年の春、多大な期待をもって1ヶ月入院して6回行いましたが、残念ながら、私の場合は効果があまりありませんでした。
確かに行う前に比べて劇的に少なくはなる、確か560→150くらいなんですが、1週間でもとに戻ってしまうのです。
その後、5回ほど行いましたが、途中で主治医が代わったり、負担の割にはやはり劇的な効果が認められず、
結果的に断念しました。

参考までに申しますと、発症時は800以上ありました。
そして、今も2種類、合計朝と晩で6錠もの、高脂血脂のお薬を飲んでいますが、最新の検査結果でもコレステロール 350、alb 2.1. t/p 4.2くらい蛋白尿3.5グラムでした。

劇的に改善した症例も沢山読んだ(友人の内科医が集めてくれました)ので本人としてもすごくすごく期待していたので、
(初めて完解するかな〜〜なんて)(ノ_・。 ) 少なからずショックでした(苦笑)。
まあ、やれる事はなんでもやってみるしかないかなって、勿論後悔はしていません。

ちなみにやった感想は以前にも書いた通り、人造人間になったうような感じもするかな?透析と違い、すごい機械に自分の血が出て戻っていくのを見ながら、大体3時間半くらいかかりました。
すご〜〜く効くならいいけど、中々気持ち悪いし、やっぱししんどい〔元々低血圧なので)のと、なんと言ってもお金高すぎ〜〜でした。

ぶたちょう先生:
先生のおっしゃるように、劇的に改善する例も少なからずあるみたいですね。自分は残念だったけど(/_<。)ビェェン
ステロイド抵抗性で、現在はネオーラル他朝だけで12錠のお薬を飲んでいますが、このまんまの治療でいけるわけでもなく・・
まあ、これから先に又違う方法を模索していくことになると思います。
ただ、浮腫みがコントロールできているので・・
不思議なことなんですけど、普通に生活できているので助かります。

コレステロールが高いということで、入院した時も家族性を疑われて色々検査もしましたが、関係ありませんでした。
ただ、甲状腺機能低下もあるので、そのせいで人よりは若干高いかもしれませんね。これだけ、高いと普通の人が250くらいで大騒ぎしてるのが
羨ましかったりして(笑)

少し話題に上っていたので、思わず思い出して、カキコしました。m(__)m

なのだそうです。だから、効果があった人もいるし、効果がなかった人もいるみたいです。それに対してまたまた、登場してくれたDr.ふだちょうです。

101/07/02(月)17:05:24 投稿者[ふだちょう]

【No.6915】 タイトル[藪科医師は腎臓病を齧っておる]
りんか殿、ワシは「ぶたちょう」じゃなく、「ふだちょう」じゃ。いやはや、ただMNの患者様が無事出産に至ったことが嬉しゅうて、ネフローゼに悩む人たちに少しでも明るい話題を提供できればと掲示板に落書きさせてもらったのじゃがLDLコレステロールや吸着療法の方に話がすすんでいってしまったのう。ワシは一発で消えるつもりだったのじゃがそうもいかなくなってしまったわい。波紋を投げ掛けてしまった以上はのう。やはり藪科ではあっても医師免許のもつ威力かのう。ま、それはおいておいて。

 当然我が輩も腎臓病を齧っているとこんなめでたい例ばかりではなく、残念な症例も数々経験しておる。

 くだんの患者様の著効を聞き付けて某大学病院の(ワシの居住が信州だでおのずとばれるんだが)ワシの後輩医師のボテバラ君がIgA腎症のネフローゼの若い女性を「大学はベッド空いてないんでふだちょう先生のところでアフェレーシスやってね」なんて紹介してきおった。でもその患者さんはだめだったのう。いや、IgA腎症の人は皆効かぬ、といいたいわけじゃないんじゃが、つまり、なかなかネフローゼ治療には絶対はないのじゃ、残念ながら。

 でもコレステロール下げることは病勢をを少しでも遅らせることは間違いないと思ってるがの。
 なぜなら、ここからはかなり難しい話になるが、ネフローゼ患者の腎生検の組織は泡沫細胞という酸化したLDLコレステロールを喰った大食細胞(白血球の一種)が沢山ある。そいつはサイトカインという物質を放出して他の白血球やら血小板やらを呼び込んで局所に炎症を起こさせ、組織を荒廃させるのじゃ。んで、ここで悪さするのは主に「酸化した」LDLコレステロールということなのじゃ。LDLコレステロールは、その量がかなり多くなると酸化しやすくなる。
 また糖尿病や、煙草もLDLを酸化させる主な原因じゃ。ステロイドのむと糖尿病になりやすい。また、ワシは CyAでひどい糖尿病が引き起こされた患者さんを見たことある(その患者さんは再生不良性貧血じゃったが)。当然喫煙などもってのほかじゃ。

 コレステロールだけに気を取られず、薬の副作用や生活習慣まであまねく気を配らねばならんから腎臓病の患者さんは大変じゃのう。

 この藪科医師の拙い医療の経験でも、書き出せばまだいくらでもエピソードはあるが、今日はここまでと。んじゃあばね。
 ということですね・・・・。難しいけれど・・・・そういう事です。自分がコレステロールと縁がないものだから、どうも、積極性に欠ける私の説明で申し訳ないです。よぉ〜〜く自分で分かっておりません。はい。


 LDLコレステロールの値が高い人の中には、その治療(吸着法やら、投薬やら)をすると、よくなる人がいるという事ですよね。でも、その治療をしても、効果のない人もいる。ということですよね。

 このLDLコレステロール吸着法ですが、FGS(巣状糸球体硬化症)の人には、保険が適用されますが、FGS以外の病気である微少変化群ネフローゼの場合は、保険が適用されないため、非常に高額になるそうです。受けようと思う方は、覚悟の上でやってくださいね。後で、請求書見て、びっくりしないように。


漢方についてbyおだかさん
「漢方」に魅力を感じたら。

 ネフローゼを相棒にした生活には、根気が必要です。なかなか減らない薬、副作用、そして再発…発病のショックから立ち直り、病に立ち向かう攻撃的な気分がふと途切れた時、それとも長引く治療に疲れてしまった時、何か他の道はないものかと考える方は多いのではないでしょうか。なかでも、祖先が慣れ親しんできた「漢方」は、西洋医学の反対の極に位置する、身近で、やさしいもの、安全なものとして、魅力的に映ることでしょう。

 しかし、「漢方」は医療行為のひとつです。適正に用いれば安全で、効果を期待することができますが、素人の誤用による事故が多いのを忘れてはなりません。

<まず相談を>

 まず、主治医に相談しましょう。とても大切なことです。現在の治療に疑念を抱き、突然通院を中止して不幸な結果を招く例、誤用によりかえって腎臓を傷める例は多くあります。漢方薬は健康食品ではありません。量や継続服用期間を誤れば毒となる成分もあります。西洋薬と同様、専門医の管理下で服用すべきものだからです。

 セカンドオピニオンの考え方が普及してきたとはいえ、西洋医学の医師は概して、「漢方」には否定的な考えを持つことでしょう。でもあなたが、本当に他の治療法を探りたいと思うなら、忙しがる主治医をつかまえてでも話し合いをしましょう。

<専門医の処方を受けましょう>

 主治医の了解を得たなら、あなたが今服用している薬のリストを持って、薬局ではなく、漢方医の診察を受けましょう。「糖尿には○○丸」「むくみには○○散」などといった宣伝に惑わされないように。西洋医学の医師から漢方薬を処方される場合もありますが、以下の理由で漢方医をお勧めします。

 西洋薬は、ある状態の改善を狙い討つ、対症療法です。様々な検査をし、そのデータを元に、炎症には抗生物質、高血圧には血圧降下剤、と1対1の処方がされます。一方、漢方の診察は五感によります。脈を診たり、お腹を触ったり、舌を見たり、声・目の動き・歩き方などなどを観察して、総合的に判断するのです。問題となる症状の根本原因である、体の歪み・体質の改善を狙う療法です。患者の体質や、ゆがみの具合によって、一つの症状に多くの処方があります。つまりオーダーメードです
から、誰かに効いたからといって、あなたに効くとは限らないのです。また臨機応変に処方が変わってゆくこともあります。

<気長に>

 漢方は、体質の改善を目標にするため、治療には時に長い時間が必要です。処方が決まるのに1年、効果が出るのに1年、というのも珍しくありません。気長に、心をゆったりと構え…いつか
「あれ?そういえば?」
と体調の良さに気付く時が来るのを、信じましょう。



お薬については、「お薬110番」にいくと、色々な情報を集めることができます。
http://www.jah.ne.jp/~kako/です。


どんな病院にかかればいい? 検査について・腎生検 検査について・血液検査 検査について・尿検査 治療・ステロイド ステロイドの副作用 治療・免疫抑制剤 免疫抑制剤の副作用 LDLコレステロール吸着法 漢方について