このたびの東日本大震災で被災された方々への心からの哀悼の意とお見舞いを申し上げるとともに、
地域の復興ができうる限り早期に達成されることを願ってやみません。
　さて、この度健生歯科のホームページがリニューアルされるにあたり、再度挨拶をさせて頂きます。



　健生歯科と、開業医の最も異なるところは『医療福祉生協』であるということです。
医療福祉生協は組合員の医療要求と健康を守ることが目的です。
　健生歯科も組合員さんの出資を元手に徳島の地にできて22年経ちました。
鳴門にも19年前から健生歯科なるとがあり、同様の医療活動を展開してきました。
　健生歯科は『親切・早く・痛くない』を合言葉に始まりました。
その後、健生歯科なるとでは『患者の生涯にわたる歯科管理』等、時宜を得た目標を組合員と共有して、頑張ってきました。

　これからの歯科医療に求められるのは何なのでしょうか？
歯科医師過剰論が言われる一方で、重症の歯科疾患をもった人が経済的・社会的余裕の無さから患者になれない実態。
　歯科医師の5人に1人がワーキングプアといわれる時代。
私たちは、自分たち医療従事者のために生き残りをかけるのではなく、国民の歯科医療を守り、発展するために頑張ることが
『医療福祉生協』の使命であると考えています。
日常診療だけでなく、その現象をもたらす社会背景まで踏み込んでアクションをおこす必要があります。
これからの歯科医療には、『患者・組合員との共同の営み』・『医科歯科連携』・『おいしく長生きのまちづくり』などの言葉に
代表される広範な人々との連携、医療従事者の一方通行でない『双方向性の医療』が求められていると思います。
それは診療においては、患者様との個の対応として、『治療計画の共有』『患者要求を実現するための
カンファレンス・院内学習会・研修会などシビアに自分をスキルアップ努力を惜しまないことが重要だと思います。
これからも患者様・組合員とともに頑張って行きますのでよろしくお願いします。

　　　　　　　　　　　平成23年6月吉日吉田雅彦