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前歯の歯磨き(外側=頬側)

前歯の歯磨き(内側=舌側)

歯牙の表面の汚れた状態を再現しでみましたが、外形の実線が薄いのですが、とりあえずこれで説明します。案外磨けていなくてそして磨けていないのが原因で歯槽膿漏になるのが下顎歯列の歯茎との境界の部分→薄く黄色いところを丁寧に歯磨きしてください。12歳以下のこどもさんはお母様が丁寧に磨いてくださいね。

下顎前歯は歯の根の部分が細く弱いので特に丁寧な歯磨きをお願いします。歯石も付着します。

特に女性の方の下顎の前歯はきちんとした歯磨きをしないと30才を越えたところで支えるべき歯槽骨が吸収してぐらぐらになれば修復不可能になり、またタバコの吸いすぎも歯茎を悪くする原因である。毛細血管障害を起こしてしまうからです。

下顎の歯牙の舌側(内側)の表面に付着した歯垢
この場所の歯磨きは非常に重要で、内側に付着した歯垢(プラーク)は特に子供は歯磨きを嫌がる場所です。舌で押しのけてみがかさないようにします。この部位の磨き残しは大人になってから致命的な問題を引き起こします。いわゆる歯槽膿漏はここから出発すると言っても過言では無いです。

簡単な判定方法

果たして歯磨きは出来ているのだろうか?

舌の先端は感覚が集中していますのでその先端の鋭い神経が貴方の歯の表面に繁殖したばい菌の発育具合を判定することが出来るのです。ガザガザした感触を察知すればその場所にはたくさんのばい菌が増えているということです。

舌先で歯の裏側をなめることによって歯垢(ばい菌の排泄物)を確認すればその場所がつるつるになるまで磨きましょう。大人も子供さまも何回も何回も確認しないと磨けていないのです。

舌を左の奥歯、つまり第一大臼歯(前から数えて6番目の歯です)をタッチしています。このときの舌の感触で上の図のように判定します。表面のざらざら感が有ればその場所はばい菌が繁殖しているのでその場所を磨かなくてはなりません。

現実にはその場所はばい菌の出す排泄物なんですが、それが粘っこくてなかなか取れないのです。だから歯磨きはめんどいのです。此を取り除く指導を私たちの診療所で行っているのです。細かくご指導してばい菌の排除をお助けしています。

歯磨き粉は歯をヤスリで削るのと同じ行為ですから何も付けないで磨いてください。どうしても口臭が気になるようでしたら一日一回、歯ブラシに付ける歯磨き粉はこれくらいにしてください。(米粒の半分程度)あまり沢山付けると歯牙の摩耗を促進してしまいます。残念ながら、歯磨きは皆様あまりできていないですね。出来ていない場所は外側の歯と歯茎の境界、最も出来ていないのは下顎、つまり下あごの舌の当たる奥歯の歯と歯茎の境界なんですよ。 歯と歯の間を清掃する場合もこのような糸を使用しますが、何らかのこういう種類の補助清掃具を使わなければ口腔内の管理は出来ない。毎日の管理が重要である

デンタルフロスの使い方

この図のように指の間隔が広いと歯茎を傷つける場合があるので出来るだけ指と指の間隔は狭い方が良いと思います


このように人差し指にフロスを巻き付けると安定して清掃ができます。歯と歯の間を通過させるだけで清掃が出来るのです。あまり深く歯茎に入れないでください。

ちょっとまずい絵でごめんなさいですが、こんな感じの糸ようじを歯と歯の間に入れて清掃をしましょう。子供の場合は深く入れすぎないようにしましょう 矯正治療中の場合は非常に歯磨きが困難になりますが丁寧に時間をかけ、同じ場所の反復さっそうする事で対処します。特にブラケットの在る部分の清掃に注意しましょう。

これはブラウンの電動歯ブラシでもう10年経過しているが、毎日息子が使っている。僕はこの歯ブラシの理詰めのまめさが会わないので一昔の下の電動歯ブラシを使用している。

特に下顎の舌側の面を綺麗に清掃出来るのでちょっと凄いですよ。流石にドイツ製は裏切らない。

ちなみにこの青の歯ブラシは子供用専用で、毛先は少し柔らかめである。日本国内では販売されていないが、アメリカの薬品会社の通販で購入できる。値段は3本で約2000円で入手できる。

私が日々使用している歯ブラシ、電動ですが上のブラウンのように毛先が回転して汚れを落とすのではなく反復振動して汚れを落とす。でも、この振動幅は結構計算されていて毛先に伝わる振動が決して無駄にならないように旨く力が伝わり磨きを完璧にする。強さは僕の様な骨格の厚い人間が使用するには良いが女性で骨格の弱々しい人には適さない。また少し歯槽膿漏が進行した人にも力が強すぎて症状を悪化させる場合もあるので最寄りのかかりつけの歯医者さんにご相談して適当な物を選択してください。

(20年くらい前のブラウンの電動歯ブラシ)

こんな両面いっぺんに磨ける電動歯ブラシですが、勿論スケルトンで中の動きがよくわかるようになって楽しいおもちゃなんですが、実際噛んだまま磨こうなんて無理です。赤いプラスチックの部分が歯にあたり歯牙摩耗の方が心配である。全然関係ないところが変摩耗して歯牙の形が崩れてしまわないかそれが心配である。こんな大きな電動歯ブラシ使いこなすには、しかも子供にはできないでしょうね。飾り物としてはおしゃれで綺麗ですね。(アメリカ製でヘンリーシーンの通販で買いました。30ドルぐらいだったでしょうか?) 一度に上下ともみがけるなんてアメリカ人的で面白いですね。毎日の診療で子供の患者さんが時々珍しいので動かしていますが、長さが30cmあるので子供さん自身がこれで歯磨きはまず出来ない。
これがその歯ブラシの毛先の部分です。これで磨くとかなりの磨き残しができそうです。

ここから少し本音でお話します。

毎日僕の診療室に訪れるこどもさんの口腔内を拝見します。歯医者さんに来られる時には大体の方は歯磨きをされて来られます。でも、全く歯磨きをされてなく非常に汚れていてほとんどがばい菌の出すウンコが歯垢ですが、つまり歯のあかですが、それをたっぷり付着されている方も沢山おられます。それはそれで清掃指導すればいいことなんですが、次回来院時にも全く改善されていない現状をあきらめとやはり直接命に関係無いと思われているのかな。でも、此が結構命に関係していて口腔内のばい菌の数が多いほど風邪も引きやすいし各種の感染症に罹患する確率が大きい。毎日毎日一日三回の歯磨きは根気とかなりの衛生的な知識無くしては実行出来ないのですが、この毎日の根気が子育てには重要な事です。一つの根気は案外全体の体の管理にもいえる共通の根気で一人の人間の一生を左右する。こどもにお金をかけるならば親の根気をお子さまに注いでくださいと言いたいのです。そのまめさは決して無駄ではないのです。
歯磨きが出来ていなくて何で命に関係有るの?なんてお嘆きの貴兄に情報!具体的に言える歯磨きが出来ていない人の問題点は、一番の障害は歯茎の異常であるしそれが将来の歯槽膿漏予備軍になるのです。歯肉は歯槽膿漏もしくは歯周病になり、傷つけば決して現状回復は困難になってしまうのである。歯を支える骨の吸収が始まるとそれをくい止める事が非常に難しいのです。いわゆる歯槽膿漏、歯茎から膿(うみ)がでて臭いにおいを発生する典型的な症状でありますが、そういう状態になりますと全体の歯がぐらぐらしてとても通常の食事ができなくなります。実にそういう人が30〜40才代の方に多いのに愕然とする。歯並びが悪いとどうしても綺麗に歯磨きが出来ないし、磨き残しができて常に歯肉炎が出来ている。普通は歯並びが完成して20年経過すれば問題は確実に発生してくる。こまめに歯医者さんによる定期点検が必要です。最近の人の命は30年や40年では終わらないのである。中年以降に快適な口腔内環境無くしては快適な人生は送れない。