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歯牙破折は今も昔も非常に多い症例ですが、しかしその症例はかなり深刻な場合もありその処置は難しい。それぞれの状態に応じた方法を選択しなければなりません。 そのケース毎に説明しましょう。しかし、今ここに記載した症例がすべてじゃありません。また時間が出来ましたら随時記載していきます。日々変化する医療の現場は常に進歩していきます。こういうケースの治療の善し悪しは処置をする人の技術力に左右されるので良い評判の歯科医を選択してください。

1図)健全な前歯観
2図)前歯を打撲して歯茎が赤く出血している場合、歯の位置は正常でもぐらぐらしてる時には下の6図のように固定します。固定期間は2ヶ月間です。

3図)歯の根の部分は正常でぐらつかないが破折してしまった場合は光重合レジン充填剤で処置をすると4図)のように外観は回復します。
4図)破折面は少し薄い色で破折断面を残して記入してありますがほとんど判らないぐらいに直ります。でも、斜めの骨折線が在る場合はどうしようもなくこの図のように斜めに線が残ります。しばらく様子をみて異常が見られる場合は神経をとることも在ります。でも、あまり症状が出ない場合の方が多いです。
5図)前歯の一本が脱臼して下へ移動してぬけそうになった場合は6図)のような針金とレジンボタンで固定します。脱臼して挺出した歯は元の位置に戻して、正常な位置を回復した後にレジン固定します。 矢印は2つの前歯は打撲を受けて脱臼したとしますと底の部分の位置を元の位置に戻して固定します。この場合に歯茎の出血が在る場合は次の日に固定します。あまり出血していると接着が上手くいかないのでそうします。

あとがき
前歯の破折は3才前後の小さい子供さんにおこりうる場合が多いので、痛みと出血、脳に外傷を受けているときも在りますので、もし意識の異常が在る場合はまず脳外科、もしくは外科で受診して後に小児歯科に来院してください。もしこういう事故に遭われてもあわてることなく冷静に判断してください。まずこういう事故が起きましたら電話で連絡してください。とりあえずは適切な対処が出来るようにアドバイスいたします。 小さい子供さんの場合は固定処置に時間がかかる場合も在りますが根気よく丁寧にすれば必ず上手くいきますからあきらめずに相談してください。たとえ抜けてしまった歯牙でも、再植する方法もありますから決してあきらめて捨ててしまわないでください。きれいにお水で洗って冷たいミルクか塩水の中に入れて持参してください。

左の図は歯牙脱臼して全体が回転して埋没した症例ですが、このように両方の指で歯茎を押さえ、揉みながら整復して埋没している歯を引き起こしている様子です。埋没して脱臼した歯は咬合に著しい障害を引き起こし放置すればいずれは脱落してしまいますので迅速な処置が以後の予後を大きく左右させる。

その後固定して3ヶ月様子を見ることにします。

歯牙の障害は神経まで達していればまた適切な処置が必要です。